英語を勉強し始めてから、初めて海外に行きました。そんな海外でのいろんな体験を紹介します。

海外体験記 アメリカ編


初めてのお買い物

初めて海外に降り立ったのはアメリカ、ニューアーク空港でした。出張で行くことになったのです。当時のスコアは600点ぐらい。新品のパスポートを懐に隠し、片手には「初めての海外旅行」。盗まれないようバッグをしっかり握り締めてかなり緊張していました。ふと見ると空港内にホットドッグ店がありました。半分屋台のような形で、ボトルのジュースや袋菓子もあります。「おぉ!これがかのアメリカのホットドッグ店か!」「すげぇ!焼いてる焼いてる!回ってる回ってる!」なんて当たり前のことに驚く俺。子供みたい。それを眺めていたら、私は海外初のお買い物を、ぜひともアメリカらしく、ホットドッグで飾りたくなったのです。幸いそこにはボードがあって、ホットドッグの種類と値段が書いてあります。Aタイプ$5.25、Bタイプ$5.25、Cタイプ$5.50・・・。「随分親切じゃねぇか。これなら俺でも分かる。」「Aタイプがなんかアメリカっぽくていい感じだなぁ・・・。」「よっしゃ!勉強した英語を活かすチャンスだ!」

 
私 :「Hello. A Please.」←さんざん勉強してこんな英語かよ、俺。
店員:「☆□●◎△」
 
・・・は?!。一体何と言ったんだ?全然わかんないぞ!
私が固まっていると店員が身振り手振りで説明し始めます。
どうもジュースと菓子の好きなものを選べと言ってるようです。
「なるほど。ボードをよく見ると、ジュースとお菓子もセットじゃないか。」
「ふーん。そういう仕組みなのか。じゃあミネラルウォーターを。」
 
店員:「☆□● 5 ◎△」
 
うーん。なんと言ったか分からないが、かろうじて5だけは分かったぞ。
値段は覚えてる。5ドル25セントだ。・・・ちょっと待て。アメリカはチップの国だろう?
ちょうど払ったら相手の方に失礼じゃないか!
私がそんな事をしたら後の日本人旅行者にまで迷惑がかかってしまう!
ここは6ドル出してお釣りをチップにしようではないか。ふふふ・・。
TOEIC勉強の成果がここに来て役に立ちそうだ。
そう確か・・「お釣りはとっといて」は「Keep your change.」だ。
おぉ?こんなセリフ、英語話せるっぽいじゃないか!ちょっと見バイリンガルな雰囲気じゃないか!
僕はさりげなく6ドルを差し出し・・
 
私 :「Keep your change.」(満面の笑みで)
店員:「Thank you.」(仏頂面で)
 
おいおい、なんか愛想悪いな。せっかくチップあげたのに何だよ。まぁいい。初めての買い物は何とか成功した。
さて本場のホットドッグのお味は・・・(-試食中-)・・・コンビニのホットドッグと同じだ(涙)。
なんか思ってたのと違う。よく見ると凄い貧相だし・・・。
でもいいか。最初のハードル、チップはクリアしたからね。
 
連れ:「チップあげたの?」
私 :「うん。$5.25で$6あげた。ちょっと多かったかな?。」
連れ:「チップはサービスの対価だから、モノ買ったときはいらないよ。」
私 :「・・・」←1人だけ背景が夕暮れに

アメリカ人の味覚

僕は根っからの日本人なので、一日一回は米を食べたい。と言ってもお米オンリーをひたすら食べる訳ではなく普通我々はお米を食べる時おかずが必要です。味の濃いおかずを口に含みつつ、お米をかきこむわけです。普通おかずはその味が濃いほど、量が減ります。例えばお新香や佃煮、「ごはんですよ」などは、その味が濃いため食べる量はごく少量になりますね。「ごはんですよ」をビンごといったら高血圧でぶっ倒れます。ところで今食べているこのチキンスープ。ここはアメリカのとある安い食堂ですが・・・死ぬほど味が濃い。「ごはんですよ」レベルだ。多分我々が普段口にしているスープの、倍ぐらい塩が入ってるだろう。渡米して7日、味の濃いものの食べすぎでもう胃が変だ。どうしてこうこちらの料理はこうも味が濃いのだろう。おまけに味付けが極めて単純だ。彼らの味付けには、しょっぱいか、辛いか、甘いかしか無い。いろんな味が混じっている美味しさ、というのが食文化として無いのか。思えば昨日入った日本料理店は最悪だった。僕は店に入った瞬間、「ここはやばい」と思ったのに・・

(-回想シーン-)
僕と一緒に店に入った他の日本人は、
久しぶりに見る日本食のメニューにいたく感動し、
何を食べようかと嬉しそうに悩んでいるようだが、
あの店員はどうも変だ・・・。
おい、そこの和服っぽいけどどこか変な服を着てるお前、
そう、お前だよ。
お前・・・中国人だろ?(笑)。
お前さっき、「ありがとごじゃまじだー」って言ってたろ?(笑)。
なぁ?にこやかに接客してるけど、
俺らが入ってきたとき一瞬店内固まってたろ?(笑)
そんな事を考えている間に、最初のメニュー、
「miso soup」がやってきた。見た感じは味噌汁っぽい。
・・・とりあえず飲んでみる・・・。
・・・おい、料理人。あんた「だし」入れてないでしょ?(笑)
これは味噌汁じゃない、お湯で溶いた味噌だ(涙)。
連れの日本人も複雑な表情だ・・。
隣のアメリカ人家族が、なんか楽しそうにこっちを見ている・・。
騙されるな、こんなものは日本食ではないぞ。
次は、お待ちかねの「udon」がやって来た。
・・これはまた見た目から凄い。
普通我々が食べるうどんと言うのは、
サッカーボールぐらいのどんぶりに
両手いっぱいくらいの麺が入っている。
どんぶりにきっちり収まっていてあまりスペースがないのが普通だ。
ところがこのインチキ中国人がこれ見よがしに持ってきたうどんは、
洗面器ぐらいの器に大量のスープが入っていて
その中で麺がゆらゆら浮いてる・・。
まるでサナダムシの標本だ・・・。
これは何だ?何と言う食い物だ?←だからうどんだって
(-回想シーン終わり-)

そう、あれは本当にまずかった。彼らにはそもそも「だし」という概念が無いから汁物はまずハズレと思っておいた方がいいようだ。でも、チキンスープはだしをとるはずだけどなぁ・・。このスープはどうなんだろう?・・・味が濃すぎて分からない(笑)。

追伸:こちらのレストランにも実は爪楊枝がありました。テーブルではなくてレジのところに置いてありました。

海外水道事情

僕の故郷はかなり田舎だ。地下水が有名で、水道水もめっちゃうまい。学生時代は体育の授業が終わると、水道の蛇口に飛びついてがぶがぶと水を飲んだ。それは普通のことだと思っていた。そんなわけで東京に出てきてからも僕は、水道の蛇口から直接水を飲む。あまり美味しくないけど。そんなわけでアメリカでも、僕は蛇口から直接飲んだ。本気で馬鹿かもしれない。おまけに中国でも同じ事をした。現地の人でも煮沸してから飲むそうだ。万死に値する馬鹿だ。ちなみに冒険野郎とかではない。とりあえず今の所は生きてるし、大丈夫なんだと思う。そんな各国の上水道を味わってきた私ですが、かの国の下水道事情も存分に味わってまいりました。私は一晩140ドルのホテルに泊まっておりました(会社もち)。ベッドはキングサイズ。縦にも横にも寝れます。部屋には木の立派なデスクもついてました。そんな立派な部屋のトイレで、私は大きい方をしておりました。連日の消化に悪い食事で、私の大はかなり不調。悪戦苦闘しましたが、何とか事を終えたのです。さて、一仕事終えてレバーを動かします。ざぁーという音と共にくるくる回るティッシュ。くるくるくる・・・あれ?・・・なんか吸い込まれていかないな・・。くるくるくる・・・おい おい おい! 上がってきてるよ!あぁぁ!もう便器のフチまで上がってきてるよ!あああぁぁぁ・・・・あぁぁ。(ざぱーー)私はすぐさまフロントまで飛んでいきました。そう、私は鍛えぬかれた英語力で言うのです!この大惨事を事細かに、表現豊かに訴えるのです!

 私:「Toilet... Water... Overflow...」(ぎこちない笑顔)
 あれだけ勉強したのに単語3つ並べただけの私・・・(涙)。
 フロント:「Ok.Your room number please.」

でも通じてんじゃねぇか(笑)。そのあと係りのおっさんが部屋に来て、スッポン(アメリカにもあるのね)であっさり治していってくれました。向こうでは下水の詰まりはよくある事なのだそうです。めでたし、めでたし。後日談:実は中国のトイレでも詰まってしまいました。海外の上下水道は、日本に比べると質が悪いようですね。または私のモノはよほど流れにくいのか(笑)。

アメリカポルノ事情

子供の頃、プレイボーイのトレーナーとか文具がありましたね。まさかアレがエロ本の名前だとは、小学生の私は想像だにしませんでした。(そりゃそうだ)そんな私も次第に大人になり、世の中の沢山の事を知りました。教養深い私にとって、アメリカといえば第一に思いつくのがノーカットの国!あ、待ってください!戻るボタンとか押さないで!(汗)やはりトルコに行ったらカッパドキアを見るように、インドに行ったらガンジス川を見るように、アメリカに行ったら見たいじゃないですか・・・(涙)。そんなわけで私は、現地に着いたら早速本屋を探したのです。・・・無い。全然無い。そういうコーナーすらない。詳しい知人に聞いてみたところ(エロに詳しいという意味ではなくアメリカに詳しいという意味です)置いてある本屋も少ないが、あってもかなり隅に置いてあり、表紙も隠してタイトルしか見えないようになっているそうです。これは青少年の保護育成を考えて、との事。確かに言われてみると、子供の目に付くところにそういった媒体が無いですね。日本だと本屋やコンビニでも平気で置いてありますし、それどころか電車の吊り広告とかもかなりキワドイのがあります。日本の子供は日常的にそういうものを見て育ちます。ところがこの国では、一般人の目に付くところにそういうものが置いてない。それに気がついた時、この国は爽やかだなぁ、とふと思いました。こういう国で少年時代を過ごしてみるのもいいかもしれません。

アメリカ道路事情

僕は今ボストンの郊外を歩いています。ちなみに歩いているのは歩道ではなく、路側帯です。車社会のこの国は都市部を出ると歩道がめっきり減ります。人が住んでて生活環境のある街なのですが、ほぼ全員が車で行き来している、という事なのでしょう。さっきからすぐ側を車がびゅんびゅんかすめていきます。路側帯なぞ歩いている人は当然僕以外には無く、後ろから見るこの構図はさぞ寂しそうな事でしょう。襲われた後の人みたいに見えてるかもしれません。道路の雰囲気は日本と同じですね。ただ道端の雑草などは日本と少し違う植物のような気がします。それから、さっきから結構日本車が通ります。ホンダのシビックとか、日本の小型車は人気があるみたいです。ただサングラスのおじいちゃんがトランザム(確か7000ccのスポーツカー)でぶっ飛ばしてる所なんかは、さすがアメリカです。お、歩道発見。良かった良かった。ここなら安心して歩ける。押しボタン式信号もあるじゃないか。世界共通だなぁ。

(押してみる・・・) お、すぐ青(緑?)になった。早い早い。 (渡り始める・・・) (するとすぐさま信号が点滅し始める) おいおい!早いよ!まだ半分も渡ってないよ! (駆け足で渡る) ・・・というような事が4回も続きました。この国では信号の点滅は「これ以降の人は渡るな」という意味で、日本のように「もうすぐ赤だよ」という事ではないそうです。ところでこの国の運転者はとても親切です。車も他に走ってなくて、人も僕しか居ないような時でも、道を渡ろうとすると笑顔で止まってくれます。東京では横断歩道上ですら、車が「オラどけ!」と迫ってくるのに・・。これは田舎だからなのか、人が基本的に親切なのか、・・・ま、どちらもあるんだろうなぁ。少なくともはっきり言えるのは、こっちの人はフロントガラス越しでも分かるくらいはっきりとした顔で微笑みます。

アメリカ食事情2

僕が泊まったホテルは結構いいホテルで、朝食のサービスがついている所でした。朝食は好きなものを選んで食べなさい、というタイプでパン各種、牛乳ヨーグルト各種、フルーツ各種、ドリンク各種、シリアル系各種と、よりどりみどりの大サービスっぷりでした。ちなみに新聞も各種取り揃えております。かなり大量にあります。牛乳が何種類かあるのが新鮮でしたが、多分脂肪分の量とかで分けてるのでしょう。パンはオーブントースターみたいなのがあって、温めて食べられます。ドリンクはフルーツ系とコーヒー、紅茶。すごい。興味を持ったのはオートミールという食べ物。僕は食べたことがありません。連れに聞いてみると牛乳と混ぜて食べるとのこと。僕は早速チャレンジしてみることにしました。

(牛乳を混ぜてみる・・・) ・・・なんだこのゲ○みたいな食い物は!!! 味も最悪だよ!なんか素の穀物の味するよオイ!!俺は家畜か!ホントにあれはひどい食べ物ですね。誰かおいしい食べ方知ってたら教えてください。

さて、ところ変わってここはショッピングモールです。真中の大きな通路の脇に沢山の店が並んでいます。屋根付きで全体が一つの建物みたいになっています。横浜のクイーンズスクエアを小さくした感じでしょうか。焼きたてクッキーのテナントとかもあって美味しそうです。ここにはレストランスペースみたいなのがあって、色んな店が屋台のように並び、席は共通になっています。ダイエーとかにあるやつと同じですね。おなじみのマクドナルドやスバーロ(ピザ屋)もあります。アイス専門店や、日本の(偽)鉄板焼き屋もありますねぇ。子供が遊ぶための遊具スペースや、ゲームセンターもあります。ゲームセンターでは日本の鉄拳が人気でした。スバーロは日本と同じで大変美味しかったです。マクドナルドはS,M,Lみたいなサイズ区分があり、Mが日本のLぐらいありました。日本のハンバーガーは形がきっちりしていますが、こっちのはデローンとうなだれていたり、はみ出ていたり、やる気がありません。ちなみに店員は思春期の男の子が母親に見せるぐらいの態度で挑んできます。

アメリカ人事情

アメリカで色んな人を見てきましたが、特に印象に残っているのはドラッグストアーでジュースを買ったときの店員でした。その店員は多分高校生。結構太ってる感じの。僕の買ったジュースは割引の対象だったらしく、彼は商品タグを僕に見せながら、「ここからいくらいくら割引するからね」といってバーコードを通しました。彼の口調は訓練された営業口調でなく、まるで友達に話し掛ける様だったのでなにかとても新鮮なものを感じました。その後彼はレジ操作を間違えたらしく、「What I'm doing!」と独り言を言って、そのあとニッコリ僕に微笑みました。日本のバイト高校生では見たことがないタイプの人です。国民性の違いでしょうか、なんかすごく親近感もてました。

ホテルに泊まってるとき不思議だったのですが朝廊下ですれ違ったり、エレベーターで一緒になったりするとかなりの数の人(従業員ではない)が挨拶してくれます。それもそうとう親しげに。最初はちょっと驚いてしまいました。所変わってランドリー室では、女性と2人きりになりましたが彼女はうってかわって終始無言。けっこう気まずかった。人によってかなり違うということでしょうか。この国は色んなタイプの人がいて、全体的なタイプでくくれない、そこが一つの魅力なのかもしれません。

かの国は喫煙率が低いのでしょうか、煙草が吸える所が結構少ないです。僕の泊まったホテルは室内禁煙。外で吸うか、下のバーでとの事でした。僕はそのころ1日1箱は煙草を吸う人だったので食事が終わるとすぐさま地下のバーに行きました。始めて入るアメリカのバーは薄暗く、テーブル席とカウンター席があって、テレビは野球中継してました。僕は酒を飲まないので、「アルコールの入ってない飲み物はありますか?」と聞いて、コーラ(コークで通じました)を注文しました。注文した時の女の子がちょっと可愛かったのでカタコトの英語で女の子とトークに挑戦してみました(かなりチャレンジャー)。自分は酒を飲まないんだけど、部屋が禁煙だからここに来たこと、日本から仕事で来たことを話したら、喫煙できる部屋もあると教えてくれました。それからコーラをタダにしてくれました。タダはいかんだろ、と律儀にチップを渡してしまったけど今思うとそのリアクションって間違いでしたか!?お礼に食事でも、とか言うべきでしたか???少なくとももっとトークしとくべきでしたか???そうですか?(涙)うわーー!何やってんだ俺は!バカバカバカ!(だから駄目なんだよね)

アメリカ習慣事情

アメリカじゃオナラはOKだけどゲップは駄目。誰がどこで言ったんだかそんな話を聞いたことがあります。さて一緒に仕事をしているこの某アメリカ人、サム。サムはハンサムで体格がよく、親切で遠慮深いというナイスガイですが、食後に私の目の前で「げぇーっぷ」とやりました。僕は「私は西洋人はゲップをひどく嫌うから、彼らの前では絶対駄目だと聞いたことがある。西洋人のあんたが何しとんねん!」と思いっきりツッコんでやりました。彼は笑ってましたが(笑)。ちなみに数人のアメリカ人と行ったフレンチで、食卓を囲んでる最中にもそのうちの一人が「げぇーっぷ!」。一応周囲の反応は「Oh..」などありますし、本人も「Sorry.」と言います。しかしおそらくゲップに対する意識は我々日本人と同じくらいではないかと思いました。ちなみにオナラは一度も経験していません。個人的にはオナラの方が嫌だし、自分でも放屁はなるだけ回避したいです(笑)。

ちなみに食事の時に一人がくしゃみをしたのですが、サムはすかさず「Bless you.」と言っていました。あちらではくしゃみをした人にはそう言うのだそうです。もともとは何か伝染病が流行っていた時代に、くしゃみをした人に対して「伝染病じゃないといいですね。神のご加護がありますように。」(May God bless you.)というような意味で使っていたらしいです。

「アメリカ人、やっぱちがう。」

一番それを感じたのは、足です。僕らは椅子や机の上に足をあげません。小さい頃、「そこは座るところ。足を上げては駄目。」と教育されましたから。彼らはヘーキでどこでも足をあげます(笑)。50過ぎの年配の男性でも、棚の上にあぐらかいたりします・・・。なにか違和感を感じるのはやはり日本人だからか。あと女性の大股開き(ズボンで)もびっくりしますね。

最後に服装についてですが、普段着は出社時も含めてかなりラフです。先ほどのご老体は、ポロシャツにホットパンツ(笑)。サムが日本に来たときはもっと驚きました。1週間以上の滞在で、初めての日本。観光もする予定。彼の靴はかかとがつぶれて、靴紐なんかかたっぽちぎれてました(笑)。日本人だとそう言うときは「よそ行き」とかを着るもんですけど。もう思いっきり普段着で登場してくれました。しかし、おそらく彼らはいざパーティーとかになると、立派なタキシードやドレス姿で現れるのでしょう。その変のギャップがまたかっこいいですね。

アメリカ習慣事情2

さて日本にやってきたサムさん。えらい背が高いし体格もいいです。身長は190cm以上ありそうだし、体重も100kg越えてる感じ。殴られたら首の骨とか折れそうです。向こうの体験によって「アメリカ人はものすごい大食い」という心象を得た私は彼を食事に誘った後でデザートとか勧めたりするのですが彼は私と同じくらいしか食べませんでした。しかも毎食。日本の味付けだと沢山食べられないものなのでしょうか?それとも日本食が合わなかったのでしょうか?今となっては永遠の謎です。

ある日彼が中華を食べたいの言うので、ラーメンを食べに行きました。食べ初めて5分、彼は異常な行動を取り始めました。彼はレンゲでひたすらスープだけを飲み、麺には一切手をつけないのです。一体何事かと。そんなマズいのかと。心配した私ですがひとしきりスープを飲み干して麺だけのスパゲッティ状態になった後、彼はおもむろに残りの麺を食べ始めました。察するにあちらの人は麺を「すする」というのが出来ないのですね。食べる時に雑音を立てちゃいけないと教育されてきたのでしょう。いろんな人に聞いてみたところ、別に気にしないと言う人も中にはいるようですが。

さて、我々日本人からしても「相当せまいな、コリャ」と感じさせる部屋の都内のそこそこのホテルで一泊した彼。翌朝えらい青ざめておりました。彼の語るには「昨日地震があったよ!」との事。大陸では地震って珍しいんですね。「東京では体感できる地震だけでも毎週のようにありますよ」と説明したところ大変驚いていました。僕の故郷なんざ毎週のように火山がズドーン!と鳴ってました。

余談ですが彼は夜のネオンサインもめずらしがって写真に収めておりました。あちらはそんなに派手なネオンってないのかな?すくなくともアジアではメジャーだと思っていたのですが。

旅行中の驚き

初めての海外旅行。もう何もかもが始めて。入国審査の紙も書いた後何度も何度も見直したり、実際の入国審査では前の人が終ってないのに「ここで待て」という線を踏み越えて怒られたり(笑)。今回は途中で乗り換えという難関が待ち構えていたのですがそんな中、初心者の僕を襲った事件は「飛行機到着の遅れ」。しかも遅れて空港についてみたら乗り換えの飛行機飛び立ってるし。「オイオイ、俺を置いていくなよ!」という心境。しかも「次の便は明日」と追い討ちをかけます。おまけに自分の預けた荷物が出てこないという泣き面にかかと落とし状態。幸い海外旅行経験豊富な連れがそれ用のカウンターを探して(当然英語で)話をつけ、荷物は出てきました。しかも遅れが原因で夜遅くなった場合は「文句を言えば」航空会社がホテルを手配してくれたりするみたいでその辺もきっちり交渉してくれました(無論英語で)。初回の海外で身にしみたのは、外国の航空会社を選ぶなら現地でのトラブル対応が英語で出来た方が望ましい、という事です。不安な方、マニュアル本をお忘れなく。(僕は必携です)

自由の国アメリカ。でも喫煙は自由ではありません。喫煙できる場所が本当に少ないです。喫煙者の方は旅行中灰皿をみつけたらダッシュで吸い貯めしといてください。ホテルの部屋も「スモーキング!」とお願いしましょう。禁煙の部屋で窓開けてこっそり吸ったりしたら煙センサーが反応して部屋中にスプリンクラーで水がまかれ家具調度品全部弁償、なんてこともあり得ます。ちなみにいいホテルにとまると、デスクの引出しの中に聖書が入ってたりします。関係ないですが驚きました。あと部屋のチップですが、朝出るときにベッドの上あたりに「Thank you」と書いた紙切れと一緒に1ドルぐらい置いておくと大変喜ばれます。(置く場所や値段は妥当なのか分かりません)

海外体験記 中国編

いざ、4000年の歴史へ

私が中学の頃から死ぬまでに一度は行きたいところと思っていたのが ケニア、モンゴル、インド、ベネズエラ、そして中国でした。 いざ行ってみると意外と近い4000年の歴史。 ANAで往復5万、しかも上海までは3時間でした。 上海の空港はとにかく近代的で、 空港から市街地までの高速はよく整備されていて、 大陸らしい妙に広い道路でした。 やはり中国というと怒涛のような自転車の群れと 集団太極拳、をイメージするのが日本人、おぼんこぼん。 ちなみに日本人は中国標準語ではリーペンレン、 上海語ではサパニンと言います。 おそらくジャパニーズがなまったのだと思うのですが、 別にどうでもよかったですね。そうですか。 さて、観光地なんて世界中どこも同じと思っている私は 近所の商店や住宅、公園を見て歩くことにしました。 上海は裕福と貧困が隣り合わせの街。 超高層ビルの陰にはレンガ造りの家々が立ち並んでいます。 窓からは長い竿が洗濯物をぶら下げて伸び、 その下では老人がテーブルを囲んで 緑茶を片手に囲碁や将棋に興じています。 目を細めてそんなのどかな光景を見ていると、 この路地の家影に自分が溶けてしまうまで、ずっとたたずんでいたい、 そんな気持ちになったおぼんこぼんでした。

集団太極拳を探して

やってきました朝の公園。目指すは集団太極拳。 あれを見ずして中国へ来たと言っていいのか、いや言えまい(反語)。 この国は感心しないところも多々ありますが、 公園は田舎にいっても大都会でも驚くほど広く、 水と緑にあふれて整備も行き届いています。 100円ほどの入場料をとるとこが多いですが、 その代わり夜になるとヤンキーがたむろしてたり、 野外ラブホテルになってたり、 ホームレスがマイホームを築いてたり(ホームレスじゃないじゃん) といった事が皆無です。 入場料に関してはお年寄りは老人パスや回数券のような ものもあるらしく、朝の5時から沢山のお年寄りがいます。 白い息を吐きながら意気揚々と広場へ向かう私。 ・・・しーん。誰もいない。 いるのは「お前骨外れてんじゃねぇか」と思うような柔軟体操をしてる ばあさんのみ。

「あのう・・・太極拳はどこ言ったら見れますかね?」(股関節を気にしつつ)
「あぁ、この時期はみんな寒いから朝出てこないよ」(マタの間から)

・・・。 おいお前ら!心身を鍛錬して幽玄の世界へいざなう太極拳を、 寒いからとかそんな理由でさぼってええのか! なんかそういう寒いときだからやるとか、そういうアレがあるだろ! 「いや、おれは気を発してるから寒くない」とかそういうアレがあるだろ! 「おれは頭突きで釘が打てるぜ」とかそういうアレがあるだろ! (それはないと思う) よくよく考えてみるとそういうおおらかな姿勢がまさに 大陸的な悠々とした生き方であり、修行とかそういうスタンスでは やってないところに中国の素敵さがあるんじゃないかと思い返した おぼんこぼんでした。(しかしあのばあさん脱臼してないんだろうか) それ以外にも中国の公園は大変面白い場所で、 雑技団的な周囲の人が心配になりそうな柔軟体操をする人や なぜか木のこぶに体をこすりつける体操をしてる人、 水で道路に字を書く練習をしてる人(ハンパじゃなく達筆)、 仲良くフォークダンスを踊っているお年寄りの集団、 コーラス隊のような練習をしているこれまたお年寄りの集団、 自分の得意な楽器を持ってきて勝手にセッションしている人たちと、 はっきり言って見ていて飽きることが無い。 一様に言える事は皆、全員が、 自分がもっとも楽しめるスタイルで趣味を満喫し、 またはミニ先生となって生徒を集め、 または皆と一緒に男女の別なく交流を深め、 本当に悠々と時を過ごしているということ。 日本のお年よりは快適な老人ホームを選ぶかもしれないが、 私ならこういう公園に毎日通って余生を送りたいものだ。

幽玄を求めて

中国といって想像する風景はいろいろあるが、 究極はやっぱり変な形の鋭い岩山が立ち並んだその間を 深い緑色の河がゆったりと流れ、 そして小さな船を櫂一本で操る老人の姿でしょう。 これを見ずして中国へ来たと言えるか!(どっかで同じこと言ってなかった?) まぁ、結果から言うとその河は完全に観光地化しており、 エンジンつきのでかい観光船でゴロゴロと河を下るという 侘び寂びのない非常にさびしいところになっていた訳です。 (私は無理を言って例の船を漕がせてもらいましたが) そんなエンジンつきの船に乗るくらいなら DVDで同じ景色を見た方がよっぽどいい気がしますが・・・。 そんなわけで私は方向転換し、河でなく山奥を目指すことにしました。 そこは立ち並ぶ山々のいたるところに小さな田んぼが 無数に、折り重なるように作られているところで、 日本の段々畑のようなものを想像してもらえばいいのですが、 そこがすごいのはその田んぼの数と、 山が高いためにそれらが雲海の上に静かにたたずんでいることです。 そこまでの道は大変長いものでした。 はじめはきれいなTVつき観光バスだったのですが、 山ゾーンに入ると一変して真冬だというのにエアコンなしのバス。 しかもみんな窓を開ける開ける。

・・・あんたたちは寒くないのかね。

ここから転落したら余裕で死ぬな、という道をうねうねと登り 現地の民族が暮らす山頂ゾーンに入りました。 そこから先は地元民族の集落の間を抜けるように、 石段をのぼっていくこれでもか、という厳しいコースでした。 私と中国の友人はあっさり道に迷い、 現地の人の家で道を尋ねました。 おばあさんは昔ながらの木造家屋に住んでおり、 裸電球すらないその家は昼なのに真っ暗でした。 「まぁ上がんなさいよ」とおばあさんはいい、 連れの中国人に唐辛子を売りました。 なにやら話が弾んでるようでずっと話し込んでいましたが、 そのおばあさんはなんと自称100歳! そう言われてみればそう見えなくも無い・・・。 さらに話が弾んだようでおばあさんは地元民族に伝わる歌を アカペラで披露してくれました。 なんて歌ってるのだかさっぱりでしたが、 牧歌的なぬくもりのあるその響きに拍手を送ったところ、 「あんたはいい人だねぇ。」とおばあさん。 おばあさん、あんたは私がどんだけ腹黒いヤツか知らんだろ! そんな初対面の人間を簡単にいい人なんて思ったらいかん! そんなことだとすぐ人に騙されるぞ! 私はそのお人よしのおばあさんに、怒りとも心配ともつかぬ、 不思議な感情が沸きあがるのを押さえるのに必死でした。 死んだ田舎のばあちゃんを思い出したからでしょうか。 しばらくしてその家を去り、私は地元の人が売っていた 日本では絶対食べられないくらい甘くてみずみずしいヤキイモを ほおばりながら、またバスに乗って帰ったのでした。 今でもあのおばあさんは雲海の上の田んぼの傍らで、 100年前と変わらぬ暮らしをしていることでしょう。

中国お茶事情

さて、中国茶マニアの私にとってやはり中国へ来たらお茶です。 ちなみに中国のお茶の歴史は大変古く、 彼らは紀元前の時代からお茶を味わっています。 もともとはスープなどにお茶の葉を直接入れて食べていたそうで 健康のために、という意図が強かったようです。 そして固めてから飲む陀茶、すりつぶしてから飲む粉茶が生まれ、 実際今のように煎じて飲むようになったのは、 西暦1000年あたりからだそうです。 それを禅宗の僧侶が日本に伝え、眠気覚ましや健康目的で飲んでいたのが、 次第に貴族、民衆へと伝わっていったのだそうです。 いわゆる茶道というのが広まったのは大戦中のことで、 男手の無い家庭での収入源として女性が茶の湯の教室を始めてから、 急速に日本文化としての素地を築いていったのです。 元々は禅僧がやっていたぐらいでかなり質素なものでしたが、 いろんな人を通すことで侘び寂びよりも金と糖分、 花鳥風月よりも持ち物自慢になっていったのです。 中国ではお茶は6色あるといわれています。 赤、白、黄、青、緑、黒。さらに陀茶とか花茶といったものもあります。 日本人が昔から飲んでいるのが緑茶。 ウーロン茶は青茶という種類になります。 赤はご存知紅茶です。茶葉が腐ったのを飲んでみて、 イギリス人が「あれ、これうまいじゃん?」と発明したのが紅茶、 という話がありますがそれは迷信です。 紅茶はもっと古くからあり、正山小種などが有名です。 そんな、ながーーいお茶の歴史の源、中国。 さぁ、中国人よ、元祖お茶の国を見せてくれ!

(コンビニでペットボトルのお茶を発見。)
まったく駄目じゃないかこんなものを飲んでいたら。
若い人はホントお茶の何たるかが分かってないよねぇ。お父さん(だれ?)。
(ペットボトルに大きく刻まれた「サントリー」の字を発見)
おい待て!ちょっと待て!
お前らがサントリー飲んでちゃ駄目だろう!
「中国から言わせてもらえばこんなものはお茶じゃないぜ。フッ。」
とかそういうキメ台詞でも言ってくれよ!

まったくどうなってるんだこの国は・・・。
(すぐわきにあった午後の紅茶が目にとまる)
そんなアフタヌーンティーまで日本製を堪能しとるんかい!
だいたい元祖中国のイギリス名産の日本製ってどういうことじゃ!
あんたたちが手本を示さないでどうする!
(良く見るとサントリーウーロン茶「砂糖入り」と書いてある)
・・・。
(コンビニでひざをついたまま動けなくなる私)

とまぁ、かなり逆カルチャーショックに打ちのめされた私ですが、 彼らにとっては、ペットボトルに入ってる時点でそれはお茶じゃく、 ジュースの仲間という捕らえ方になるそうです。 なのでペットボトルでは砂糖なしのお茶を探すのが結構難しかったりします。 ちなみに一般家庭では緑茶よりもジャスミンの花と安価な緑茶を混ぜた、 胃にもたれない花茶が好まれています。 喫茶店などでもお茶を飲むことができ、たいていは緑茶かウーロン茶があります。 もし中国へ行く機会があったら、黄色い看板のお店、 雪峰高山茶、というのを探してみてください。 福建省の雪峰村というところでつくったお茶で、 はっきり言って私の経験の中では中国で一番うまいお茶です。 茶畑のある山へは車の立ち入りすら禁止、という 非常に厳しい管理体制の下で作られており、 味も香りも下品な主張がなく、とてーも高貴なお茶です。

中国食事情

日本料理、というと外国人はスシを思い浮かべる人が多いですが、 私は年に数回しかスシなんてありつけません。 はたして中国はどうなのか、 いやはや驚いたことに行くところに行けば上海蟹も北京ダックも 庶民でも十分手の届く値段で食べられます。 あまりこだわりがないせいか、どこでもおいしかったです(汗)。 さて、我々日本人は食事というとたいていお米がセットですが、 中国ではお米はおかずのうちの一品、という捕らえ方のようで、 料理によってはお米はでてきませんし、 出ても米だけが最後に来るようです。 お米はやっぱり日本のものの方がおいしいです。 中国は米よりもむしろ麦の国で、 パンや揚げ物、蒸し物の方が種類が豊富でおいしいです。 あと驚いたのが、中国で麺というとお米の麺をさす場合が多いようで、 日本のラーメンをイメージしていた私にはけっこう カルチャーショックでした。 ちなみにかの国はスナックの類も面白いものが多く、 植物の種子をおつまみとして食べている人を良く見かけます。 クコの実などもメジャーですがスイカの種や ひまわりの種も食べます。 ハムスターしか食べないものだと思っていましたがそうでもないようです。 あとはやはりドライフルーツが名物ですね。 ベトナムなんていう南国と国境を接してるだけあって フルーツが豊富です。

中国ホテル事情

食事でもホテルでもそうですが、 この国の平均という概念の通じなさには時々あきれます。 上海にはフォーシーズンズとかプールつきのアレなホテルも沢山ありますし、 一泊1000円以下の宿(?)も沢山あります。 幸いなことに国かどこかがホテルの格付けを行っているようで、 およそほとんどのホテルには星の数でサービスの質が表されてます。 私が普段利用するのは星が2つから4つぐらいのホテルで、 料金は3000円から7000円ぐらいまでです。 星2つだから何か特別ひどいかというとそうでもなく、 たいていは部屋の家具調度品のレベルとか、 風呂とトイレの部分が関係しているようです。 (一度だけハルピンのホテルで、蛇口をひねったら茶色い水が出たことはありましたが) 驚いたのはすべてのホテルのフロントで英語が通じたこと。 しかもめちゃくちゃ流暢。 中国語の豊富な母音と子音のせいでしょうか、発音が皆きれいです。 日本では英語が通じるフロントのあるホテルって高そうですが こちらでは星2つのホテルでも英語が通じます。 で、どういうエリートホテルマンが英語を話しているのかというと・・・。 高卒で田舎から出てきて泊り込みで働いている人たちなんです。 何で勉強したかと聞いたら、学校の教科書だそうで、 何というか感動すると共に自分が恥ずかしくなる想いでした。 誰に強制されるでもなく、「外国のお客と話せると楽しいから」と 自分で勉強を始めたそうな。 さて、私が外国のホテルに行ったら必ずやることがあります。 それは水道水をストレートで飲むことです。 今までのところ全戦全勝です。・・・ええ、自慢ですよ。 (それは自慢なんだろうか) ちなみに現地の人でも煮沸してから飲むそうです。 フッ、甘いな現地人(お前おかしいぞ)。 次回はもう少し上水道の整備されてない国で勝負してみたいです。 皆さんと新聞紙面でお目にかからないことを祈っています(汗)。

海外体験記 カナダ編

カナダへご出発

小さい頃キン肉マンというマンガが流行っていまして、 プロレスを題材にしたマンガなのですが、 その中でプロレス国際大会みたいなのがありました。 各国の代表が集まって技を競うわけです。 マンガですからその国の特徴をよくあらわすような選手が出てきます。

アメリカからはカウボーイ、
イギリスからは紳士、
ロシアからは殺人マシーン、
ドイツからは兵隊。
そしてインドからはカレー。(え?)
そして中国からはラーメン。(ぇえ?)
そしてエジプトからは便器。(おいちょっとまて)

ま、細かいツッコミはやめておくとして、 カナダから出てきた選手はカナディアンマン。 そのまんまやんけ、な名前なのですが、 格好がすごくて、コスチュームがカナダ国旗の模様になってるだけ。 ものっすご手抜きです。 まぁカナダと言って何も思いつかなかったのでしょう。 私もカナダって言うと針葉樹林と山、平原、滝ぐらいしか思いつきません。 そんな私がカナダに行こうと思ったのは、 IELTSのテストのためにスピーチとレポートを練習していたときに、 お互いの言語を教えあうということで、英語の先生になってもらった人がいたからです。 場所はサスカトゥーン。え、どこですか? という感じですがカナダのほぼ中央にあり、かなり田舎です。 とにかく鬼のように寒いという話なので スキーウエアを買って行きました。 やってきました空港カウンター。 今回はエアカナダを利用します。

カウンターの人:「成田からどちらまでですか?」
私      :「サスカトゥーンです。」
カウンターの人:「は?」
私      :「サスカトゥーンです。」
カウンターの人:「え?」
私      :「サスカチュワン州の、サスカトゥーンってとこなんですけど・・。」
カウンターの人:(そばにいた人に聞いてる)
私      :(あれ、まさか俺アラスカと間違えちゃったかな・・・) 
カウンターの人:「あ、はいはい。サスカトゥーンですね」 (いったい何をしにいくんだお前?という顔で)
私      :「はいそうです」(そんなに危険なトコなんですか?人住んでるんですか?という顔で)

そんな微妙なやりとりがあった後、なんとか飛行機に乗り込みました。 航空会社の人は場所を知らないし、 機内では水を頼んだら紙コップに「666」って数字が入ってるし、 こいつは春から縁起が悪ぃや!、 と思ってたら4年間使ってきたデジカメのバッテリーが壊れました。 母さん、先立つ不幸をお許しください。 クマの餌になるかもしれません・・・

厳寒の国、カナダ

さて、10時間以上の長旅でなんかおしりの感覚がなくなってきましたが、 ようやくバンクーバー空港につきました。 ここから目的地まではあと2回飛行機に乗ります。

よし、とうとうやってきた極寒の国カナダ。
スキーショップのお兄さん、親切なアドバイスありがとう。
まず、防寒のために欠かせないのは汗を濡れたままにしない事。
そして重ね着で空気の層を作ることだったね!
もちろん忘れてないよ!手袋と毛糸の帽子も装着!
あ、カイロ出しとけばよかったかなぁ・・・。

(空港内であたりを見渡す私)
(・・・半そでの人が沢山いる・・・)
(あれ、なんかちょっとあったかいね。さすが空港内は暖房設備がいいね。)
(・・・あれ、なんかものすごく暑いぞ)
(・・・あれ、なんか変な汗出てきちゃったけど俺大丈夫?)
(なんかさ、俺だけスキーウエアで、ういてない?)
(あれ、「あぁ、登山か。いいねぇ。」みたいな目で見られてるよ?)

バンクーバーは冬でもかなり暖かいところです。 はっきり言って短パンにTシャツでも余裕でした。

緑のテープを赤に変えろ

さて、入国審査です。 バンクーバー空港はものすごい行列。 各カウンターに均等に人を分けるためか、 フォーク状に列ができるよう、テープが張られています。 そしてフォークの首にあたるところでは、 なんかすごいハワイアンなおじさんが 「はい、あんたこっち」「はい、じゃそっちの列ね」 と人を振り分けてます。

なるほどねぇ。こうすると平等になるしいいね。
さすが行き届いてるね。よっ!カナダ!(なにがや)
(ハワイアンのおっさんの前に来る)
はいはい、俺の番ね。
(パスポートを渡す)
(あんたはあっちの列ね、みたいに誘導される)
なるほど俺はこっちか。

うーん、この国の入国審査は早そうだねぇ。
ま、どこの国でも止められた事はないから俺も早いだろう。
(・・・10分経過)
うーん、しまった。前の人時間かかってるな。
この列ハズレかな。まぁいいや、そのうち済むだろう。
(・・・20分経過)
おい、えらい長くないか?
ほら、あっちの列とかみんな30秒ぐらいで通ってるじゃん!
ちょっとおかしいぞ?
(・・・30分経過)
(アジア人だけがこの列に集められてる事を発見)
・・・これってまさか・・・。

驚きました。単に列を均等にしたいだけなら、 パスポートを見る必要も無いわけで。 ビザの種類が違う人やカナダ国籍の人は、別の場所なわけで。 ということは何かの特徴でどの列に入るか決めているわけで。 そしてようやく、私の番がやってきました。 なぜか審査官の態度が他の列と違います。 他の列ではにこやかですし、別れの挨拶つきです。 私の前にいる審査官は、斜め下から僕を見ています。

名前は?
おぼんこぼんです
渡航の目的は?
観光と友達に会う為です。
友達の名前は?
○○です。(そこまで聞くか?)
友達の住所は?
・・・○○です。(ちょっとありえないぞ)
友達は何をしてる人?
・・・・・・・○○です。(おい、まてお前)

あのう・・乗り換えまで40分しか無いんですよ(航空券を見せる)
あなたは学生?会社員?(我関せず)
会社員です。
会社名は?
○○商事です。
今回の滞在先は?
○○です。・・・あの、○○商事って知ってるんですか?
いいえ。
(おい、それじゃ調べないとウソ言ったってわかんないじゃん。
一体その質問は何のためなんだ?)

煙草や酒などを○○個以上持ち込んでいますか?
いいえ。(申請書に持ってないって記入したんだけど・・・)
あのう、もう乗り遅れそうなので急いでください。
他に申告するものはありますか?(無表情のまま)
友人へのプレゼントがあります。
中身は何ですか?
・・・マフラーですけど?(おい、そんな込み入ったこと聞くなよ。爆弾だって言うとでも思ったか?)
値段はいくらですか?
100ドルです。
えぇ??マフラーが100ドル?
・・・はい、そうですけど。(お前たちは縄でも巻いとるのか??)

こんな感じのやりとりが、前の人と同様20分ほど続きました。 やっと終わったと思ったら、税関でまた同じようにマフラーの説明を・・・。 ようやく入国の手続きが終了し、航空会社のカウンターへ行きました。 やりとりでものすごい疲れてしまって、 前の人の事をボーっと見てたのですが・・・。 何か黒いものをカウンターの上に置きました。預け荷物のようです。 ゴトッっと音がしたので、あれ、と思ってよく見ると・・・。 その黒い塊は拳銃でした。目の前に、カウンターの上に拳銃が乗ってます。 なんというか、あまり間近で拳銃を見たことが無いのですが、 にぶく光ってて、見てると背筋がぞっとします。 航空会社の人は別に表情も変えずに、 まるでハンドバックでも預かるように処理していました。

おい!ハサミひとつ持ってない俺をあれだけ尋問しといて、
白人なら拳銃持っててもあの扱いかぁ!
これアメリカだったら訴訟もんだぞ!

到着初日からカナダのイメージはひじょーに悪くなってしまいました。

荒涼

最終目的地までの最後の飛行機は、プロペラ機です。 しかもおどろくなかれ!なんと10人乗り! しかもなんか俺のとなりの席、200kg余裕で超えてそうな奴が来たよ! (当時の私の体重50kg超) 飛行機傾いたりしそうだからやめて! ていうか俺の席のスペース40%ぐらい占有してるよあんた! イタイタ痛っ!肉はさんでる肉はさんでる!

(スッチャデスさんがさすがにかわいそうと思ったのか、別の席に移す)

それ以降は平穏な空の旅で、 プロペラ機はコーナーで傾くことさえ我慢すれば、 飛び立つのもサクッと早く、かなり快適です。 さてさて、眼下の景色は如何に。 いわゆる社会化の模型ででてくるような、 粘土を指先でつまみあげたようなとがった山脈が、 ずーっと、ずーっと続いています。 山肌は冷たい漆黒で、白い雪とのコントラストが 山の鋭利さをさらに強調しています。 たまーに空から見えることを想定したかのような、 ラクガキのようなものが見えたような見えなかったような・・・。 (ミステリーサークル?) 山脈が終わると大地は平坦になり、緑が広がっていました。 住宅を中心に幾何学模様に町が形成されています。 たまに数百軒ある家が全部おなじデザインで、 まるでおもちゃの陳列でも見てるような気持ちになる町もありました。 しばらくすると町がほとんど見えなくなります。 えぇ、これから行くところはアレですから。 エアカナダの人も知らなかったような土地ですから。 大地は茶色く、乾いて砂っぽい色に変わってきました。 カットされたケーキのように、土地が一定の区画でスッパリと切れています。 道はすべて直線。どこまでもずーーっと直線です。 目的地に近づくにつれて、機内の温度がどんどん下がってきました。 機内のアナウンス(といってもおばさんが叫ぶんだが)によると、 現地の気温は-16℃。「まぁワリとあったかいね」そんな口調で。 とりあえずトイレ行きたいんだけど10人しか乗ってない飛行機で トイレに立ちたくないなぁ、そんなことを考えていたおぼんでした。

ヤバイよ寒いよ・・・

現地つきました。はい、寒いです。いや、なんて言ったらいいのか、もう寒いとかそういうアレじゃないです。ていうか寒いです。もうワケ分かりません。僕のこぶし大の脳ミソはもう凍ってしまったのでしょうか。 えっとホテルも寒いです。なんていうか空気は暖めてるんだけど、壁とか床とかそういうところが素で冷たいって言うんでしょうか。なんていうか大きなモノは基本的に冷えてるんですよ。道路とか鉄筋の建物とか。 なんか分からないんですが寒すぎてソワソワします。でも立ってられないんです。そうだ風呂だよ風呂に入ろう。ぐわぁああっと熱い湯に浸かって復活だ!

(熱湯に入浴…)

ふわぁ…やっぱり日本人は風呂だね風呂!これで体の芯までぽっかぽか…ぽっか…ぽ…アレ?寒い。すっげぇ寒い!なんだよコレ?皮膚しかあったまってないじゃん!骨が寒いんだよ!なんか骨が冷たいんだよ!なんだコレ?(慣れない寒さでおかしくなってきた) そうだカイロだカイロ。持ってきたんだよこういうこともあろうかと。よし、全部貼ってやれ。

(貼るホッカイロ装備中…)

よし。10個全部貼ってやった。全身に貼ってやったぞ。ふふふ、どうだざまぁ見ろ。これでもう寒さとは…寒さとは…さむ…アレ?寒いぞ?なんかすっごい寒いぞ?なんか冷えたクギを背骨にガンガン打ち込まれてるような…あああ…もうだめだ。寝よう。

(凍えながらふとんにくるまる…)

あぁ、やっと暖まってきた…。よかった。凍死するかと思った。おそるべしカナダ。あなどるなかれ! (後日談) 極端に寒いところに行ったときは、カイロや風呂のように外側から温めるよりも、なにか食べるとか布団にくるまるとか、内側から自分の体温を上昇、発熱させるのが効果的みたいです。あちらの寒さは内側に迫ってきます。すっごい迫ってきます。 飛び出すメガネぐらい迫ってきます(わかんねぇよ)

 
海外体験記.txt · 最終更新: 2009/02/05 15:39:02 by half     文書の先頭へ
Recent changes RSS feed Creative Commons License Donate Powered by PHP Valid XHTML 1.0 Valid CSS Driven by DokuWiki Design by Chirripó