日本代表としてどう振舞うか
好むと好まざるとにかかわらず、外国へ行けばあなたが代表的な日本人として見られる事があります。日本人の少ない場所では特に。 たった一度日本人と会っただけでも「あぁ日本人って○○なんだなぁ」という印象を持つようで、そんな体験談を何度かカナダ人から聞きました。 何も「他の日本人に迷惑がかかるから」なんていう風に、プレッシャーとして捉えることはないと思うのです。 でも日本人のいい所はせっかくだからアピールしときたいな、と。
良い事は隠れてする人種
カナダに来てまず順応しなければならなかったのは、「ドアを開けてあげる」というマナー(親切?)です。 こちらはごく当たり前に、誰が誰に対しても行う事なのでやらないと舌打ちされることもあります。 日本には「どうぞお先に」という考え方があるせいか、つい先を譲ってしまいます。 しかしドアを開けてあげるには相手の前に出ないといけません。ココが慣れるまで大変でした。
中には「西洋人はドアを開けてくれるので日本人より親切」と思っている人もいますが これは大きな勘違いだと思います。親切のあり方は国によって異なるからです。
例えば。「デパートで買い物をしているとき、棚の商品が落ちているのを見かけた」。 日本では例え従業員でなくても、自分が落としたわけでなくても誰かが拾って元に戻しますが こういった光景はカナダではまず見ません。 それどころか、その商品を踏みつけて歩いていく人もいます。
日本では「親切は見えない所でするから美しい」と考える人が多いですね。
客が従業員を助ける
他に「これは日本人だけだろう」と思うものは食後の片付けです。 レストランで食べ終わったあと、つい皿を一箇所にまとめたり、テーブルをちょっと拭いたりしてしまう。 他にもコンビニで、バーコードをスキャンしやすいように商品を渡したり・・・。 こういう日本ならではの行動はぜひ外国でも続けたい、と思います。
かといって聖人にはなれない
自分がいかに日本人の代表として見られていようと、すべてにおいて完璧な人間であることは無理です。 僕はただの一般人で侍ではないですし、北米の社会で生きていくには図々しい主張や行動をしなければならない事もあります。 常に理想的な日本人であろうとすれば疲れてしまうでしょう。 じゃあ日本代表としてどの程度までやるのか。
これについて台湾のさる人が貴重なコメントをしてくれています。 かの国は日本大好きな人が多く、今でも「日本精神に学べ」というような風潮が残っているそうで・・・ その日本精神とはいったいどんなものか、李登輝さんがこうおっしゃっているそうです。
- 約束を守る
- 礼節を重んじる
- 嘘をつかない
- 金で動かない
「あぁ、これくらいならできるかも」と思いませんでしたか? 多分その「これくらいならできる」と思う事自体が日本人なんですよ。 今までの日本の生活で知らぬ間に身についた美学。 僕は聖人にはなれませんが、これくらいなら頑張って実践していこうと思っています。